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アートのちカラ、デザインのちカラ

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2005年 08月 11日

ワインのラベル・デザイン─其の弐(2000年)

徳岡麻実子さんの絵を使って試作(1991年)したワインのラベルは、結構、周りではは好評だった。中には、ワインメーカーに売り込んだら?と言う人もいて、僕もその気になって、機会を見つけては思いついた企業に、重いボトルを持ち込んでは説明して回ったりもしたけど、残念ながらそうした感性的に成熟した企業は国内には見あたらず、実現はほとんど不可能と思われた。

それから10年近く経って、やはりかつて僕が勤めていたCIコンサルタント会社時代のクライアントで、1998年から1年半ほどデザイン顧問をしていたIMAGICA(昔は東洋現像所と呼ばれていた)から、品川に新しくビルをオープンするのでイメージづくりに手を貸して欲しいという話があった。
IMAGICAは今から20年ほど前(1985年)にCIを導入し、その時、担当のアートディレクターとして僕はシンボルマークやアプリケーション・デザインの開発を手掛けたわけで、その後独立してからも関わりは続いていた。
今回はシンボルマークの展開だけでなく何かビジュアルイメージのキーになるような要素を提案してもらえないかと言うのだった。そして、そのビジュアルを展開するアイテムの中にビルのオープニングパーティで来客にプレゼントするワインのラベルデザインも含まれていたのだった。
実はこの話がくる以前にIMAGICAのホームページのトップを徳岡麻実子さんの絵を使ってデザインし、それが実際使われていて、僕のトータルイメージを麻実子さんの絵を使ってという提案はすんなり受け入れられたのである。もちろん、ワインのラベルにも麻実子さんの絵を使ったことは言うまでもない。
ワインのラベル・デザイン─其の弐(2000年)_e0031863_1754965.jpg
カリフォルニア・ワインでラベルの印刷は現地任せ。僕が作ったデジタル・データをメディアにコピーして送った。もちろん色校もなし。不安だったが、できはまずまずだった。
ワインのラベル・デザイン─其の弐(2000年)_e0031863_18342226.jpg
麻実子さんの絵とグレー・スペースのコンポジションはすでにIMAGICAのホーム・ページで展開していた。
ワインのラベル・デザイン─其の弐(2000年)_e0031863_18344235.jpg
この麻実子さんの絵を使ったIMAGICAのトータルなイメージ展開については後日改めて紹介したいと思う。

by LunaSmileDesign | 2005-08-11 18:50 | ラベルデザイン


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