カテゴリ:ポストカード( 1 )


2005年 09月 18日

「アートビリティ・アンド・アソシエイツ」のこと─其の壱─

1994年5月、当時障害者アートバンクと関わりのあった有志5人で「アートビリティ・アンド・アソシエイツ」という小さな団体を設立した。
アートビリティ(Artbility)とは、障害者芸術(Art)の可能性(Ability)という意味で、僕が造った造語である。これは日頃からアートバンクの活動をより多くの人に知って貰うにはどうすべきかを考えていた中での僕らなりの回答で、できることから始めようと、具体的には5人でささやかながら資金を出し合って、アートバンクの登録作家の中で僕らの趣旨に賛同してくれる作家のポストカードをまず一人分制作し販売するというもの。それから制作費を回収した時点で次の作家のポストカードを制作・販売する。と、これを繰り返す訳である。
最初にアートバンクの精神的な支柱であった太田利三さんから始め、1997年までの3年間に6人の作家のポストカードを制作することができた。


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太田利三さんのポストカード。実質的な活動がこれから始まった。

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次に徳岡麻実子さんのポストカードを制作。お母様のアートビリティに対するエバンジェリストぶりは、僕らを大いに勇気づけ、販売に関しても大変な営業活動をしていただいた。

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3人目は夢村さん。因みに、1人分が5枚1セットで、1,000セット印刷し、1セット600円で販売していた。

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1995年に入って最初に制作したのが西垣豊さんのポストカード。用紙に再生紙を使うなど、こだわりはあった。

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5人目に小池誠さんが登場。作家との共同作業という意味では、小池さんにはデザインとか印刷の再現性とかで大いに助力をいただいた。

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1997年,6人目の作家として田辺綾子さんに、今度はオリジナルの描き下ろしを!ということでお願いした。
それまではアートバンクの登録作品を使って制作していたのだが、アートビリティとしてはどうしてもオリジナルを制作したいという思いがあったのである。
いわゆる絵手紙的なアプローチとして、彼女に詩を創ってもらったり、物語性のある構成にしたりと、とてもチャーミングなポストカードに仕上がったと思うのだが、どうだろうか?

さて、「アートビリティ・アンド・アソシエイツ」としてのポストカードの制作はここで終了してしまったのだが、その意志は障害者アートバンク(現アートビリティ)に受け継がれていった。

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これが「アートビリティ・アンド・アソシエイツ」のロゴマーク。3つのA(Art、Ability、ActionあるいはArtbility And Associates)のつながりを表現した。
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by LunaSmileDesign | 2005-09-18 20:17 | ポストカード